3月16日
種子島沖ケ浜田黒糖生産協同組合
今シーズン最後の砂糖詰め(黒糖製造)

午前4時に向かう
月夜
すでに和秋さんが釜に火入れをしてる
風強く寒い
5時
たけちゃんなかちゃん米子さんと
搾汁

スタート
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(丁寧に皮をむかれ、並べられたサトウキビ)
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(夜と朝の境界)

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(日の出)

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(登窯の耐火レンガの煙突
その土盛りに菜花が咲く
水仙の花はもう終わって
勝手に咲いている
朝日に向かって)

6時少し前
次郎さんてるさんこうじろうさんが来て
交代
たけちゃんはバガスのシュレッダー送り係
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これはけっこうキツく危ないが
なかちゃんと僕は釜の方へ

もう一段目釜に搾汁液は投入されて
煮詰め開始してる
ほぼ40分くらいで煮詰めて
その蒸気に包まれ視界不良に中で作業を
一日中ほぼ立ちっぱなしで
煮詰める工程と
冷やし練る工程とを続ける
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(島外からの見学の方も)

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(最後の作業。空気を入れる)
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(黒糖小屋は海のそば。この日は快晴)

今回は8釜分
通常の半分
原料サトウキビも組合仲間で協同作業で収穫し砂糖詰めも協同作業で

昼過ぎに終了
重利理事長の配慮で
カップラーメン(高いヤツ)を1人一個ずつ
数が一つ足りんかった(眞知子さん我慢)
変だな数が合わんと

終了後
重利理事長他役員らで
囲炉裏を囲んで雑談
この雑談で冗談や世間話し
以前は早々に切り上げたいなあと

ところが
だらだらと続く無駄話が実に大切
ときどき本音や苦情が出てくる
これにつきあい向き直り
しっかりと受け止めて
バカにされたり
頼りにされたり

村の生き方
大組織の会議やホウレンソウのように
システム化効率化されてない
あっちへ飛びこっちへ振られて
冗談とも本音ともつかない
たわいないお話の中に
こういう空気感から
村の暮らしを学んでいく

時には
決まったことと思っていたら
すぐ変更したり
知らんぞとシラを切られたり
でも
実は優しくその実、雨風に負けない
畑や田んぼの作業を楽々こなしていく
そういう生き方も嬉しい